網膜裂孔 網膜円孔
網膜裂孔・網膜円孔
網膜が引き裂かれて、網膜に破れができるのを網膜裂孔といい
網膜が薄くなって、孔(あな)があくのを網膜円孔といいます。
網膜円孔

硝子体膜が網膜から剥がれる後部硝子体剥離や網膜が薄くなる状態が
経年変化して網膜に生じる円い穴が網膜円孔です。
(網膜剥離になってしまう原因のひとつ)
網膜円孔の症状
主なな症状 ⇒「飛蚊症」「光視症 」
飛蚊症・・・黒い点や糸くず、煙のようなものが見える症状。
光視症・・・暗い所などで、視界に稲妻のような光が見える症状
両方とも、加齢や強い近視との関係で起きる硝子体混濁が
原因のものだが、視界に見えるものが急に変化した時は要注意!
裂孔や円孔が進行して剥離を引き起こしていると、
視力低下や視野の欠損が生じることもあります。
網膜円孔の検査方法
眼底検査・・・眼底にある網膜の状態を詳細に調べる検査。
検査前に目薬を点眼して瞳孔を開きます。
まぶしくてモノが見えにくい状態が 約3~6時間続きます。
網膜円孔の治療方法
◆レーザー光凝固術
裂孔、円孔の周囲をレーザーで焼き固めそれ以上広がるのを防ぎ
そこから硝子体の水分が網膜の下に入らないようにします。
網膜円孔は網膜裂孔と違い、すぐに網膜剥離に発展しない場合もあり
経過観察となる場合もあります。
網膜裂孔
網膜の破れ目のことで、 網膜剥離を引き起こす可能性が多い。
網膜裂孔は、大きく分けて2つ
萎縮性円孔・・・網膜の変性や萎縮によって生じる円い孔(あな)
牽引性裂孔・・・硝子体と網膜が癒着し、網膜が硝子体に引っ張られて
起こる裂け目。この網膜裂孔が網膜剥離につながりやすい。
網膜裂孔の原因

◆加齢による「後部硝子体剥離」による網膜裂孔
◆強い近視による網膜裂孔
◆眼球打撲による網膜裂孔
網膜裂孔の症状 ※ 網膜円孔と同様です。
網膜裂孔の検査方法 ※ 網膜円孔と同様です。
網膜裂孔の治療方法
◆レーザー光凝固術 ※ 網膜円孔と同様です。
◆熱凝固・冷凍凝固術・・・強膜(眼球の最も外側の膜)ごしに行う方法
- 凝固によってできた傷は治る過程で瘢痕となり、感覚網膜と色素上皮を
癒着させることによって網膜剥離へ進行する確率が低くなります。
ただ、凝固後に瘢痕ができるまでに数週間かかり、
その間に剥離する可能性もあるため、経過観察が必要です。
⇒ 飛蚊症と網膜剥離の症状と治療法
⇒ 飛蚊症を克服した体験談☆.。.:*
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